アイドルRGB～アイドルが尊いのはRGB的な意味で光だから～

はじめに

こんにちは、年齢・性別・次元の見境なくアイドルが好きな人です。クリエイティブ関連のセンスが皆無なので、普段はTwitterを主戦場に推し活をしています。特技は妄想だけならフリーダム。*1

今回は普段呟いていることの中から、下のツイートについてまとめてみました。

ミリオンのPr/Fa/Anの分け方を見てると
・アイドルになることが目標→Pr
・アイドルは目標のための手段→Fa
・目の前にアイドルという道があったから進んだ→An
　
なのかな、とか、考えてた。

— いこれ (@015abc015) 2020年12月29日

140字すらゴーストライターが欲しいぐらいの語彙力なのですが、頑張って書いたので、お付き合いくださいませ。

※読みやすさを優先して断定的な語尾を使用していますが、一般化できるほど裏付けのある内容ではないので、私が毎日アイドルに狂っている思考の一部と思っていただけますと幸いです。

本稿の構成

アイドルRGBとは

アイドルRGBとは、「推しの尊さに対しての腹落ち感を高められるモデル（？）」です。

その名の通り、アイドルの特性を光の三原色であるR・G・Bの3つの要素に分類し、『推しの色』を表現します。その「色合い」「移ろい」から推しの尊さを観測することができます。

おそらく多くの方は無意識のうちに、このモデルを活用しながら推しへの尊さを感じていようかと思うのですが、自分の脳内から取り出す際や一般化する際に語彙力が障害となりがちです。

そんな時、カラーチャートや色相環を用いて、推し色を作るだけで「このタイミングで、Gの要素が増えてきたんだよ！！」「Rの女、尊すぎ…。」と語彙力がないままでありながら、推しの尊さの腹落ち感を高める効果が見込めます。

最初は色彩の三原色（赤、青、黄）だったのですが、光の三原色（赤、青、緑）に変えてみたら、解釈的にさらに昂ったのと、はるちはみき*2のカラーということで、RGBに落ち着きました。やっぱりアイドルって、「概念からして光」なんです。

次の章では、RGBそれぞれの要素について解説をいたします。

RGBの三要素

アイドルRGBで表現する『推しの色』は、スキルの高低ではありません。

「きっかけ」「継続するモチベーション」「将来観」といった観点から、分類されたアイドルをアイドルたらしめる精神面の特徴です。

下記にキーワードとなる言葉を記載しますので、自分の推しに近いキーワードがあるかどうか確認してみましょう。

■R（Red、赤）

愛の色。一歩ずつ。全体。形のイメージは、丸。
アイドルになるきっかけは、「自分のパフォーマンスで喜んでくれる誰かの存在」。
自分が目立ちたいという考えは小さい。自分だけ（個人）が評価されることよりも、グループやチームで評価されることに喜びを感じる。
個人プレーや自分が周りに迷惑をかけることを好まない。先輩をリスペクト、後輩の育成にも注力。
「アイドル」という職業を特別なものと認識している。アイドルになること自体が一つの目標。
「歌手」でも「俳優」でもなく「アイドル」であることにこだわりをもっている。
客席の端から端まで、パフォーマンスを届ける。ファンサの鬼。

■G（Green、緑）

自由の色。寄り道。個性。形のイメージは、多角形かモコモコした形。
アイドルになるきっかけは、「楽しそうだから」「周りの勧め」「友達の付き添い」といったふんわりした理由。
アイドル活動を通じて成し遂げたい目標らしい目標はない。…というよりも自分が楽しい、自分らしくあること、を大切にしている。
強制されることを好まない。後輩も、好きに育ての放牧スタンス。先輩後輩というよりも仲間。
アイドルという仕事にこだわりはなく、「歌やダンスやモデルやら、いろんなことをする仕事」ぐらいの認識。
どう見られるかよりも「ステージを楽しむ」意識の方が高い。ファンサは気まぐれ。

■B（Blue、青）

意志の色。直進。個人。形のイメージは、三角かツンツンした形。
アイドルはあくまで自身の目標の途中。アイドルは個人的な目的のための手段。
アイドルとして何かを達成するというより、アイドル活動を通じて自身の能力を高めることを重視する。良くも悪くもプライドが高め。
緩やかであることを好まない。成長の実感を感じられないことがストレス。
目標の過程であるゆえに、「これぐらいはできなくてはならない」「こんなこと必要なのだろうか」といった白黒思考に陥りがち。
良いパフォーマンスを届けることが大事。先輩も後輩もライバル。パフォーマンスのレベルを上げる意識の高い子は好き。
ファンサは少なめ。（パフォーマンスに必要ないから）

もうこの時点で、何人か頭に推しが浮かんだりしたあなたは素質があります。
次は、RGBで推しを表す実践編です。

推しをRGBで表す3STEP

要素はわかった。とはいえ、自分の推しってどんな子なのか案外知らなかったりしますよね。じゃあ知るっきゃないでしょということで推しをRGBで表すためのプロセスを解説します。

注：メンバーカラーやイメージカラーと切り離して考えてください。

STEP1 推しを知る

ついつい、パフォがいいビジュがいい性格が素晴らしいと褒めてしまいがちですが、そのアウトプットが生まれた背景について考察を深めてみましょう。

押さえる情報としては、以下の4点です。

①職業としてのアイドルを選んだきっかけ
②今、アイドルを続けるモチベーション、楽しみ
③アイドル活動を通じて成し遂げたい目標、将来の夢
④ ①〜③の価値観が変わったタイミングがあるか

推しについて生き字引きの域に到達している人や、推しについての解釈が固まっている人はこのステップを省略しても問題ありません。
ただ、記憶が曖昧な部分を補完する意味でも、最近観ていなかったライブ映像を観返して、今のパフォと過去のパフォを比較するのも趣がありますね。

このSTEP1のタイミングで現場（ライブ）がある人はラッキーです。ぜひ現場に行きましょう。
ライブ中は頭がハイになって記憶が曖昧になりがちですが、このSTEP1で考察を深めるため、記憶が脳に定着します。
Twitter（現X）に吐き出しつつ、反芻しましょう。

？？？　お手軽ですよね？

手軽じゃないわ！と思った方のために、このSTEPの目的をお伝えします。

このSTEPは、推しの過去の全てを知ることを目的にするものではありません。「あの頃はよかったー」と言った思い出語りをするためのフレームワークではないので。

「過去→今」「今→将来」の連続性、「→」の部分に含まれる言語化困難な尊さに集中してみてください。
「今の推しの魅力」はどのように形成されたものでしょうか？

おおよそにして、アイドルの良さを語る時は、「今（ex,歌がうまくて、ビジュが良くて）」と「自分が知ってる範囲の過去（ex.研修生で苦労をしていて）」を切り離して語りがちですが、「過去があるからこそ、今が尊くて」「未来に向かって進んでいるからこそ、今が尊い」という当たり前のことを再解釈し、尊さへの腹落ち感を高めることが目的です。

例えば、同じ楽曲のパフォーマンスであっても、レコーディング時と最近のライブで表現が違う理由を考えてみましょう。それは「ファンの人に届けるため」「自分のモチベーションの変化、気分」「パフォーマンスの高次化」いずれによるものでしょうか。

レコーディングの時のインタビュー記事を見てみたら、どんなことに熱意を持ってる子でしたか？　今はどうですか？

いつも「うわ！！ここのパフォめちゃすき！」「CD以上のパフォやばすぎんごｗｗｗ」で終わらせてしまうところに、少し深めに思いを巡らせましょう。

考えることには、お金かからないですからね。ほんとお手軽です。

このようにして調べた情報を見ながら「RGBのどの要素に影響を与えていそうか」を妄想したら、次のSTEPに進みます。

STEP2 調合する

推しに対してのイメージが具体的になったところで、色相環のどこに位置するのかを当てはめてみましょう。

これもざっくりで大丈夫です。そもそも人というものは簡単に数値化できるものではありません。

とりあえず、「私の推しは赤だ」「青の要素はない」のような0：100で考えるのではなく、「赤の要素が多い」のような濃淡でとらえることを意識しましょう。

もちろん、カラーチャート（色見本）を使ってもOKです。

カラーチャートは、RGBで表すことができればなんでも構いません。ペイントとかお絵かきツールつかったり、パワポでも、なんでも大丈夫です。

カラーチャートを使う場合は、大雑把が吉、数値は高めが推奨です。全部の数値100以上にしておきましょ。神様が推しを作るときみたいな感じがいいと思います。

理由は単純で、RGBなので 数値が低い＝明度/彩度が低い色が出るため、仕上がりの色が綺麗じゃないからです。正確さよりもエモさ重視です。

「この子は、自分に厳しい子なんだけど、個人主義って感じではないんだよなぁ…（R:G:B＝5:1:5■）」

「○○君は、ほんと愛の人。バーベキューとか自分が食べずに焼いてばっかだもん。でも無邪気で自由なところもあるんだよね！（R:G:B＝6:3:1■）」

という感じです。

ここで、「今の推しのRGBをつくる」だけでなく、

・関係性の深いメンバーのRGBをつくってみる
・今と過去で、２つRGBをつくってみる

の2つもRGBを作成してみましょう。次のステップで使用します。

私は、この時点でだいぶテンション上がります。アイドルカラーチャートフェチです。

STEP3 変化について考える

真骨頂です。STEP1、2なんて前座です。ざっくりでいいとです。偉い人にはわからんのです。*3*4
オタク同士でこのSTEP3について語るとすごく盛り上がるので、ここまでやって完遂です。

アイドルというものは、グループのメンバーやファンとの交流・年月の経過とともに否応なく変化していきます。
末っ子キャラとして可愛がられていたあの子も、いつの間にかあのキラーパートをバチバチに決めます。
最初は「アイドルというより歌手になりたい」と言ってファンサは塩だったあの子も、「みんなと○○を目指したい」なんてことを言ってくれちゃったりします。

とある子は蛹が蝶になるように。この子は籠の中の小鳥が大空を羽ばたくように。あの子は雪の下の種が芽吹き、春の訪れとともに美しい花を咲かせるように。

一人一人異なる変化を、「成長」という一言でまとめるのは味気ないので、この解釈にRGBを使います。

さきほどのSTEP２で作った「関係性の深いメンバーのRGB」「過去と今のRGB」を手元に持ったまま次の章にいきましょう。

アイドルRGBの変化

前提として、アイドルRGBの値は大きくなることはありますが、小さくなることはほぼありません。
万が一あるとしたら、「プロ意識が欠如していく」「仲間を信じられなくなる」といった悲しいシチュエーションになりますが、RGBを用いて尊さを感じたいような時にそんな悲しいことを考える必要はないですからね。RGBの値が小さくなることは考慮しません。

「アイドルのRGBが変化する」＝「RGBの値が大きくなる」＝「弱い要素の値が大きくなる」または「強い要素がより強くなる」
と考えておきましょう。

■出会いによる化学反応

早速ですが、R・G・Bは完全に独立したグループではなく、「RG」「GB」「RB」のブロックに分けると、それぞれに共通する価値観があると私は考えております。

それが、こちら。

RGは、アイドルをすることは「楽しいこと」。

GBは、アイドルをする目的が「自分のため」。

RBは、アイドルをすることは自分にとって「必要なこと」。

裏を返すと、そのブロックの要素が小さいアイドルは、そのブロックと親和性の低い以下のような価値観をもっています。

Bにとってアイドルは、時に「苦しさがあって当然」のもの。苦しさから逃げるなんてありえない。
Rは、アイドルをする目的は「誰かのため」。自分のことなんて二の次三の次。
Gは、アイドルに「固執する理由はありません」。もっと楽しいこと、自分らしくいられる場所があったら行っちゃう。

※アイマス界隈の人へ、私はここに如月千早と最上静香の違いがあると思うんですよね。死ぬほど尊い。天海春香、佐竹美奈子、春日未来も。
※自分で作っておきながら、共通項を思いついた時はちょっとテンション上がりました。

一人の個人として生きていくだけであれば、異なる価値観の人を排除して楽園を築くことも問題ありません。しかしながら、アイドルグループに所属するとなれば、そうはいきません。価値観が違う人たちと最高のパフォーマンスを作り上げなければならないのです。

そういった時、時には対話を経て、時には喧嘩や衝突を経て、メンバー間の相互理解を深める必要があります。

その結果、
R要素が強い子は、B要素の強い子から「高みを目指すこと」を学び、G要素の強い子から「自分も楽しむことの大切さ」を知ります。
B要素が強い子は、G要素の強い子から「自分がどうしたいか」を考える気づきを得て、R要素の強い子から「仲間の大切さ、調和」を学びます。
G要素が強い子は、R要素の強い子から「ファン目線の振る舞い」を肌で感じ、B要素の強い子から「プロ意識」を学びます。

あなたにも見えますか？？　あ、あれは、ちはみき*5。これは、かなしほ。*6それは、まーさくですね。*7

■環境の変化

個人を取り巻く環境が変わることで、アイドルとしてのあり方に変化が加わるのは自然なことです。10代半ばでアイドルとしてデビューした子が、20代になっても完全に同じ心境で居続けることなんてそうそうありません。（いるとしたら、かなりピュアなのでそれはそれで好き。）

さて、アイドルには、以下のようなイベントの発生とRGBへの影響がが想定されます。

・先輩/リーダーになったことで、自己成長よりグループの成長に視線が向く（R要素＋）
・パフォーマンスに対する周囲の要求の変化（B要素＋）
・技術を磨く楽しさへの自発的な気づき（B要素＋）
・ファンの減少。周囲との差別化を図るためにパフォーマンスを見直す（B要素＋）
・目の前のことを純粋に楽しむ気持ちの余裕（G要素＋）

どれも、アイドルオタクの皆さんには心当たりのあるイベントでしょう。

抽象論が多く、掴みにくさを感じている方のために持論「ミリアニにおける水瀬伊織の変化は単なる精神面の変化というよりもR要素の高まり説」についてお話しさせていただきます。

前提として、私は
・水瀬伊織は、「B属性が強く、次いでR、G要素はほぼなし（R3:G0:B9　■）」
・菊地真は、「R属性が強く、次いでB、G属性はほぼなし（R7:G0:B4　■）」

だと捉えています。

この２人の関係性は「いおまこ」と呼ばれ、平和な765プロでは珍しくちょっとした口喧嘩が発生します。原因は、往々にして伊織のB要素（プライドの高さ）が真のまっすぐな性格と対立してしまうことが多いように見受けられます。アニメ「アイドルマスター(10話 みんなで、少しでも前へ Aパート)」における真と伊織の喧嘩はわかりやすいですね。二人三脚で体格差があるにも関わらず合わせようとしない伊織と、それをとがめる真。

でもね、皆様、ご覧になりました？アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ！」の9話！！！！もうひとつのバトン！！

millionlive-anime.idolmaster-official.jp

本作では「先輩」としてミリオン組を導くような立場になった765ASのメンバー。函館公演のリハーサルをするシーンで、真と伊織がお互いに対して「ソロではもっと前に出たほうがいい」とアドバイスをします。私、ここに熱盛したいんです。

だって、、伊織が、、もっと前に出たほうがいい、、、だよ？！
「ちょっと！伊織、前に出すぎ！雪歩にかぶってるじゃないか」「可愛い伊織ちゃんが前に出て何が悪いのよ」「ちょっと…二人とも…」「「雪歩は黙ってて！！」」…じゃないのか？！

このわずかなやりとりだけでも、「単なる弱小事務所所属アイドルの伊織」だったときと比較して「先輩となった伊織」は「自分が爪痕を残すことよりも、全体の調和に対する意識がより高い状態（R要素が高まりG要素の尖りがまろやかになっている）」であると言えるのはないでしょうか。

ちなみに実況してるときもう少しメモとってるかなと思って見返してみたのですが、こんなことしか書いてありませんでした。

菊地真と水瀬伊織の立ち姿かっこよすぎ#ミリアニ実況

— いこれ (@015abc015) 2023年12月3日

RGB 変化のその先にあるもの

数値は基本的に「増加」するもの、と考えるとその先にあるのは何でしょうか。

そうですね、白（＃FFFFFF）です！！！！

え、めちゃエモくないですか？
様々な経験を経てアルティメットスーパーエクストリームアイドルになると、純白になるって、アイドルカラーチャートフェチ的には最高のエモを感じます。

ん？なんだい？#FFFFFF状態になったアイドルってみんな同じじゃないの？って？？

バカちんがー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

一見、パーフェクトに見える状態であっても、一人ひとり違った個性があるのがアイドルのすばらしさです。そもそもその＃FFFFF状態にたどり着くまでのプロセスがみんな違うんだし、歌ってる曲もダンスも何もかも違うんだから同じなわけないでしょうが！！

アンミカさん、代わりに怒ってくれてありがとうございます！！

さて。自分で言っておきながら、ではありますが、「アルティメットスーパーエクストリームアイドル」になる条件って何でしょうね。
10年やったら？*825歳永遠説になったら？*9ホイッスルボイスが使えるようになったら？ダンサー並みのダンスを踊れるようになったら？ソロでCD出したら？

どれもきっと、ドルオタ全員がYESという条件ではないのだと思います。

その状態が定義されていないから、アイドルたちは葛藤と研鑽を重ねて私たちに「物語」を提供してくれるんでしょうね。

引用元:15分の少女たち-アイドルのつくりかた-

「なるほど、よくわからん。」という人のために

ほぼ具体例を出さずに話を進めてしまったので、分かりにくいところも多くあったかと思います。ごめんなさい。

私の表現力以外の原因としては、「アイドルのパフォーマンスそのものに強く惹かれるタイプ」であるゆえかなと推察しています。

私個人は「パフォーマンスはあくまできっかけでブログや過去映像を漁って、考えに触れて沼る」というルートを辿ることが多いため、沼入りの過程で本稿でいうSTEP1をかなり繰り返します。

しかしながら、理屈よりも感情に訴えかけるパフォをするアイドルさんって間違いなくいるんですよね。たとえば、情熱を解き放った段原瑠々ちゃん*10を見た瞬間、私は、生きててよかった！！！！！！って心の底から思いました。

そのようなスター性のあるアイドルからしか得られない栄養を求めている場合、RGBは少し遠回りに感じるかもしれません。

どちらが良いとか悪いとかという話ではないですし、RGBは概念なのでなくなりません。やってみたくなったときに始めてみて下さいね。

おわりに

アイドルという概念を愛しながら、特定のアイドルを贔屓してしまう自分がちょっと嫌でした。みんな素晴らしいはずなのに、なんで私は小田さくらや星井美希や西田汐里*11に意識が向いてしまうのだろうと日々考えていました。

その中で自分の推しの共通項や、他メンバーとの非共通項は何だろうかと考えていたところ、このRGBにたどり着きました。

下書きを書き始めてからは1年くらい経ちました。　1万字近く書いたあとに、思い立って一つの章丸まる消して書き直したり、勉強が足りないと本を買い漁ったり、大文豪にしか許されない遅筆っぷりでした。

でも、なんとか、書き終えました。何度読み直しても拙いですが、これが今の私の精一杯です。

私のオタク語りを聞いてくれて、自担に当てはめてエモさが高まったと言ってくれて、文章にまとめることを後押ししてくれた友人。

私に生きる活力をくれた推したち。天啓にも似た気づきを与えてくれたアイドルマスター、特に春香、千早、美希、そして美希、さらに美希。

本当にありがとうございました。

蛇足

布教するとき、「この人にはこの子が合いそう。」みたいな嗅覚が発達する。

参考にしたり、読みながらエモを高めた記事等のリンク（一部）

加筆修正履歴

2023.12.11 公開

2023.12.12 一部表現修正。「なるほど、よくわからん」を追加

*1:ハロー!プロジェクト所属のアイドルユニット「つばきファクトリー」11枚目シングル。MVのパジャマ姿のメンバーが超可愛い。このMVのいこれさん的オキニは、セーラーちびムーン風コスチュームに身を包んだ豫風瑠乃ちゃん！

*2:メディアミックスシリーズ「The iDOLM@STER」のキャラクター、天海春香・如月千早・星井美希の3人。参考URL：はるちはみきとは [単語記事] - ニコニコ大百科

*3:「○○とです」最近は山を買ったりキャンプ方面で話題の芸人ヒロシのネタ。BSでやっていた外国でぶらり下車してご飯食べる番組が好きだった。

*4:「偉い人にはわからんのです」初期ガンダムの名言。足なんて飾りです。実はちゃんとみたことはない。

*5:メディアミックスシリーズ「The iDOLM@STER」のキャラクター、如月千早・星井美希の2人組を指す呼称。個人的にアニマス13話がエモ。

*6:メディアミックスシリーズ「The iDOLM@STER MILLION LIVE」のキャラクター、矢吹可奈・北沢志保の2人組を指す呼称。矢吹さん呼びが存在した世界線を知り、泡吹いたグリマス未プレイ勢は私。

*7:M-line所属アーティスト佐藤優樹（元モーニング娘。）とハロー!プロジェクト所属アイドル小田さくら（モーニング娘。‘23）の2人組を指す呼称。私はナルシスカマってちゃんの全身凍結魔法のまーさくが好き。

*8:「普通、アイドル10年やってらんないでしょ?!」Berrys工房35thシングル収録曲。ふくたけイベントで初めて聴いてから、めちゃ好き。全アイドルに活動10周年で歌ってほしい。

*9:「25歳永遠説」Juice=Juice12thシングル収録曲。宮本佳林ちゃんのレコーディング動画は、まじでディズニープリンセス。Aメロで小鳥飛んでる。

*10:Juice=Juiceのメンバー。情熱を解き放つとは、彼女のデビュー曲「Fiesta! Fiesta!」の歌い出し。年々進化してて すごーいやばーい。

*11:BEYOOOOONDSのメンバー。えくぼが超絶かわいくて、一度でいいので小指をそっと添えさせてほしい。

田村ゆかりさんのライブにいってきた話

ひょんなことから、3回ほど田村ゆかりさんのライブツアー「田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2023 *with me？*」に参加してきました。
9月3日(日)の東京公演が大千穐楽だったのですが、約2週間経った今も「だめだめだめ、だーめかしら〜」と口ずさんでしまうぐらいには染み付いてしまったようです。

※本当は先週書き切るつもりだったのですが、まったりしちゃいました。ごめんなさい。

普段ライブの感想はTwitterのタイムラインに徒然なるままに放流してお仕舞いにするのですが、なんだか初参戦の人間の感想からしか得られぬ栄養があるらしいので、ちょっとしたためてみます。
140字以上の文字を書くのは不得手でございますが、お付き合いいただけますと幸いです。

765プロダクション プロデュース実態調査〈765ASPの兼任傾向・主担当副担当アイドル間の因果関係〉

はじめに

 　2018年9月に投稿された いはらPさんの「Pは担当アイドルに似るのか？」の記事を読んで、プロデューサーさんの兼任傾向や主担当・副担当アイドルの因果関係について気になったことができたので、独自にアンケート調査を行ってみました。

　幸いなことに、たくさんの方からご回答を頂けましたので、集計の結果をこの記事でご報告します。

　今回の記事で私が明らかにしたいのは以下の2つです。

• 主担当アイドルが同じ場合、副担当アイドルも共通するのか？
• 副担当アイドルは主担当アイドルに似るのか？

注意①：統計の知識に乏しい人間が作成しています。
注意②：グリマス未プレイの人間が作成しています。

※まだ読んだことがない人は、ぜひ読んでください。読んだことがある人は2回目・3回目をぜひ読んでください。
viola-voila.hatenablog.com

調査概要

目的：プロデューサーのプロデュース活動の方向性に傾向があるのか

対象：765PRO ASに主担当アイドルがいるP
設問数：大問4つ

1. 765PRO AS担当アイドルは、誰ですか？
2. プロデューサーさんのプロフィールについて
3. プロデューサー歴について
4. 765THEATER ALLSTARSの中から担当(推し)を1～3人選んで下さい
   →推し度合いを765AS担当アイドルを【5】として、
   　シアター組の推し度合いを【1】～【5】で回答して下さい

回答受付開始日：2019年3月11日（月）12:00
回答受付締切日：2019年3月29日（金）23:59

なお、この調査は、
・「プロデューサーさんのプロデュース傾向」の調査を目的としていること
・サンプルサイズが不十分な項目もあること
をあらかじめご了承ください。

調査結果から、特定のアイドルPさんを貶すようなレッテルを貼ったり、アイドルに優劣をつけるようなことは、絶対にやめてください。

調査結果

ひたすら集計結果を表やグラフで示していきます。
集計にあたって“略称”や“私が勝手に作った造語”があって分かりにくいと思うので、予めまとめます。

• n…回答人数
• 単担率…
  問四の回答に「シアター組に担当（推し）はいない」と回答したプロデューサーさんの割合／単体担当率の略
• 愛ポイント…
  推し度合いの回答をポイント化したもの。
  1～5で回答し、5に近づくほど、主担当アイドルと同じぐらい推しているという意味になる。

 表でまとめている内容

• 副担当・推しプロデューサー人数 上位3グループ
• 支持率…「副担当・推しプロデューサー人数÷回答人数」で算出。
  ※複数回答なので、支持率をすべて足し合わせると100％を超えます。
• 愛ポイント合計 上位3グループ
• カッコ内…副担当・推しプロデューサー人数順位

グラフでまとめている内容

• アイドルの名前（Princess→Fairy→Angel→いないの順）
• 回答人数（青）…副担当・推しプロデューサー人数
• 回答人数×愛（緑）…愛ポイント合計
• 平均愛pt（点）…「愛ポイント合計÷副担当・推しプロデューサー人数」で算出

回答人数という単語を違う意味で2回使ってしまっているあたり、分かりずらいところも多いかと思われます。どうか、温かく見守ってください。

全体

n=1325

■男性 76.1%、女性 22.9%、その他／回答しない 1.0%
■～20代 72.7%、30代 20.3%、40代 5.7%、50代 0.5%、60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.8%
■単担率 5.89%

天海春香

n=151

■男性 84.1%、女性 15.2%、その他／回答しない 0.7%
■～20代 71.5%、30代 21.9%、40代 6.6%、50代 0.0%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.0%
■単担率 5.30%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	春日未来 （17.88%）	春日未来 （1）
2位	七尾百合子・ジュリア（11.92%）	ジュリア （2）
3位	徳川まつり・周防桃子（11.26%）	佐竹美奈子 （6）

春香P 問4 集計結果

如月千早

n=182

■男性 84.1%、女性 15.2%、その他／回答しない 0.5%
■～20代 71.4%、30代 19.8%、40代 7.7%、50代 0.5%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.5%
■単担率 2.20%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	最上静香 （24.18%）	最上静香 （1）
2位	北沢志保（21.98%）	北沢志保 （2）
3位	ジュリア（19.78%）	ジュリア （3）

千早P 問4 集計結果

萩原雪歩

n=107

■男性 79.4%、女性 19.6%、その他／回答しない 0.9%
■～20代 81.3%、30代 14.0%、40代 3.7%、50代 0.9%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.0%
■単担率 1.87%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	七尾百合子 （20.56%）	七尾百合子 （1）
2位	望月杏奈 （15.89%）	望月杏奈 （2）
3位	天空橋朋花・周防桃子（13.08%）	田中琴葉 （5）

雪歩P 問4 集計結果

高槻やよい

n=82

■男性 64.6%、女性 34.1%、その他／回答しない 1.2%
■～20代 80.5%、30代 14.6%、40代 3.7%、50代 0.0%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 1.2%
■単担率 7.32%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	周防桃子 （24.39%）	周防桃子 （1）
2位	木下ひなた（13.41%）	エミリー （3）
3位	エミリー・大神環（12.20%）	木下ひなた・大神環（2,3）

やよいP 問4 集計結果

秋月律子

n=76

■男性 77.6%、女性 21.1%、その他／回答しない 1.3%
■～20代 47.4%、30代 35.5%、40代 15.8%、50代 0.0%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 1.3%
■単担率 7.89%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	真壁瑞希 （18.42%）	宮尾美也 （1）
2位	宮尾美也（17.11%）	真壁瑞希・ 馬場このみ（2）
3位	馬場このみ（14.47%）	周防桃子 （4）

律子P 問4 集計結果

三浦あずさ

n=62

■男性 74.2%、女性 24.2%、その他／回答しない 1.6%
■～20代 50.0%、30代 33.9%、40代 9.7%、50代 1.6%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 4.8%
■単担率 14.52%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	桜守歌織（27.42%）	桜守歌織（1）
2位	豊川風花（17.74%）	百瀬莉緒（3）
3位	百瀬莉緒 シアター組に推しはいない（14.52%）	豊川風花 （2）

あずさP 問4 集計結果

水瀬伊織

n=72

■男性 84.7%、女性 15.3%、その他／回答しない 0.0%
■～20代 77.8%、30代 13.9%、40代 6.9%、50代 1.4%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.0%
■単担率 1.39%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	周防桃子（29.17%）	周防桃子（1）
2位	横山奈緒（15.28%）	横山奈緒（2）
3位	箱崎星梨花（12.50%）	箱崎星梨花（3）

伊織P 問4 集計結果

菊地真

n=143

■男性 53.8%、女性 43.4%、その他／回答しない 2.8%
■～20代 74.1%、30代 19.6%、40代 4.9%、50代 0.7%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.7%
■単担率 10.48%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	永吉昴（16.08%）	永吉昴（1）
2位	真壁瑞希（13.29%）	所恵美（5）
3位	高坂海美・ ジュリア（12.59%）	高坂海美（3）

真P 問4 集計結果

双海亜美

※サンプルサイズが小さいので、参考値として集計しています

n=19

■男性 31.6%、女性 68.4%、その他／回答しない 0.0%
■～20代 94.7%、30代 5.3%、40代 0.0%、50代 0.0%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.0%
■単担率 10.53%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	春日未来（21.05%）	春日未来（1）
2位	徳川まつり・松田亜利沙・矢吹可奈 所恵美・桜守歌織（15.79%）	徳川まつり（2）
3位	七尾百合子・最上静香・北沢志保 真壁瑞希・白石紬・野々原茜 シアター組に担当(推し)はいない（10.53%）	矢吹可奈・所恵美（2,2）

亜美P 問4 集計結果

双海真美

※サンプルサイズが小さいので、参考値として集計しています

n=41

■男性 73.2%、女性 26.8%、その他／回答しない 0.0%
■～20代 73.2%、30代 19.5%、40代 2.4%、50代 2.4%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 2.4%
■単担率 2.50%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	馬場このみ（17.07%）	馬場このみ（1）
2位	横山奈緒・大神環（14.63%）	ジュリア（3）
3位	春日未来・高坂海美 北沢志保・ジュリア（12.20%）	横山奈緒・大神環（2,2）

真美P 問4 集計結果

星井美希

n=131

■男性 74.8%、女性 24.4%、その他／回答しない 0.8%
■～20代 77.9%、30代 19.1%、40代 1.5%、50代 0.0%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 1.5%
■単担率 5.34%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	所恵美（19.08%）	所恵美（1）
2位	伊吹翼（17.56%）	伊吹翼（2）
3位	望月杏奈（13.74%）	望月杏奈（3）

美希P 問四 集計結果

四条貴音

n=85

■男性 75.3%、女性 23.5%、その他／回答しない 1.2%
■～20代 72.9%、30代 21.2%、40代 4.7%、50代 1.2%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.0%
■単担率 7.06%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	白石紬（22.35%）	白石紬（1）
2位	徳川まつり（20.00%）	徳川まつり（2）
3位	真壁瑞希（11.76%）	真壁瑞希（3）

貴音P 問4 集計結果

我那覇響

n=143

■男性 85.6%、女性 13.8%、その他／回答しない 0.6%
■～20代 75.3%、30代 20.1%、40代 4.0%、50代 0.0%、 60代 0.00%、70代～ 0.00%、その他／回答しない 0.6%
■単担率 7.69%

	副担当・推しプロデューサー人数 （支持率）	愛ポイント合計 （カッコ内 プロデューサー人数順位）
1位	高坂海美（16.67%）	高坂海美（1）
2位	所恵美（13.22%）	所恵美（2）
3位	横山奈緒（13.79%）	横山奈緒（3）

響P 問4 集計結果

考察

(1)主担当アイドルが同じ場合、副担当アイドルも共通するのか？

　何をもって〈共通している〉と判断するか非常に難しいのですが、今回は以下の基準を上回るアイドルを〈共通している傾向が高い〉と定義付けたいと思います。

• 支持率15.00%以上
• 愛ポイント合計値が「平均値＋標準偏差×2」以上

言葉で表すなら、「そのアイドルを担当しているプロデューサーさんの7人に1人以上から支持されていて」「愛ポイント合計値上位5％以内」なアイドルです。

　基準値を上回っているアイドルについてまとめた結果が以下の表になります。

＜表＞ ※太字：〈共通している傾向が高い〉アイドル　青字：支持率20%超

	支持率基準以上	愛ポイント合計値基準以上
天海春香	春日未来	春日未来
如月千早	最上静香、北沢志保、ジュリア	最上静香、北沢志保、ジュリア
萩原雪歩	七尾百合子、望月杏奈	七尾百合子
高槻やよい	周防桃子	周防桃子
秋月律子	真壁瑞希、宮尾美也	宮尾美也
三浦あずさ	豊川風花、桜守歌織	桜守歌織
水瀬伊織	横山奈緒、周防桃子	周防桃子
菊地真	永吉昴	永吉昴、所恵美
双海亜美　※	春日未来、徳川まつり 松田亜利沙、矢吹可奈 所恵美、桜守歌織	春日未来、徳川まつり
双海真美　※	馬場このみ	馬場このみ
星井美希	所恵美、伊吹翼	所恵美、伊吹翼
四条貴音	徳川まつり、白石紬	徳川まつり、白石紬
我那覇響	高坂海美	高坂海美、所恵美
※双海亜美・双海真美に関しては、サンプルサイズが小さいので参考値として集計しています。

　アイドルごとにかなり異なる結果がでましたが、該当なしというアイドルはいませんでした。これは、「主担当ごとに、副担当（推し）が共通する傾向の高いアイドルがいる」といえるのではないでしょうか。

　しかしながら、これはあくまで私が決めた基準に則って推定した結果になります。より適正な基準については、検討の必要があると思います。

χ二乗検定

　最終的にまとめるときに、いはらさんに泣きついたところ、「χ二乗検定をやってみては？」と提案をもらったので、早速やってみました。
　提案をもらったときは鬼かな？と思いましたが、思ったより簡単にエクセルでできました。鬼って思ってごめんなさい。

帰無仮説：主担当アイドルが誰であるかによって、シアター組の誰かが推されやすいといった傾向はない。

対立仮説：主担当アイドルが誰であるかによって、シアター組の誰かが推されやすいといった傾向がある。

（p<0.05となり帰無仮説が棄却されたアイドル）
シアター組の誰かが推されやすいといった傾向がある。

• 天海春香
• 如月千早
• 萩原雪歩
• 高槻やよい
• 秋月律子
• 三浦あずさ
• 水瀬伊織
• 菊地真
• 星井美希
• 四条貴音
• 我那覇響

（p>0.05となり帰無仮説が棄却されなかったアイドル）

シアター組の誰かが推されやすいといった傾向はないかもしれない

• 双海亜美
• 双海真美

 　カイ二乗検定がなにかとかはうまく説明できないので、私が参考にした以下のURLやgoogle先生に聞いてみてください。

logics-of-blue.com

　このχ二乗検定によって、帰無仮説が棄却されたアイドルに関しては、「シアター組の誰かが推されやすいといった傾向がある。」と統計学の観点からも判断することができます。

(2)副担当アイドルは主担当アイドルに似るのか？

　全部のアイドルについて検証するとキリがなくなっちゃうので、(1)で兼任傾向が強く出たアイドルについて私なりに考察したところ、結論から言いますと「似ている組み合わせもあるし、そうじゃない組み合わせもある気がする」となりました。

　その理由について、副担当アイドル（今回の場合、シアター組アイドル）と主担当アイドルとの関係性を以下の3つに分類しながら、 その間にある因果関係について考えていきたいと思います。

＜１＞ 主担当アイドルとの性格や外見の特徴の共通（似ている）
＜２＞ ストーリーやユニットで主担当アイドルと関わりがある
＜３＞ その他／主担当との間に因果関係がない

※私はグリマス未プレイな上に記憶力が弱いので、説明が不十分である可能性が大いにあります。補足等がありましたらコメント欄から情報を提供していただけると嬉しいです。

＜１＞ 主担当アイドルとの性格や外見の特徴が共通している（似ている）

• 「天海春香＆春日未来（赤の系譜・王道ドジっ子アイドル）」
• 「菊地真＆永吉昴（女の子らしさに憧れるボーイッシュアイドル）」
• 「三浦あずさ＆桜守歌織（おっとりした大人の女性）」他 多数

　兼任傾向が強く表れたシアター組アイドルの多くは、765ASアイドルとの共通項があるのではないかと思われます。

　例として挙げた3組は、性格やシアター組内での立ち位置が共通していましたが、「三浦あずさ＆豊川風花（胸囲）」「四条貴音＆白石紬（銀髪）」といった外見的要素が一致している兼任傾向が強い組み合わせも、あります。

　しかしながら、「三浦あずさ＆馬場このみ(僅差で支持率,愛ポイントともに4位)」も上位グループに所属していること等から、765AS Pさんの兼任傾向には、外見的要素よりも性格やシアター組内での立ち位置というようなアイドルの内面に関わる要素の共通のほうが強く影響を与えているのではないかと考えられます。

＜２＞ ライブやストーリーで主担当アイドルと関わりがある

（例1）「高槻やよい＆周防桃子（ミリシタ メインコミュ32話 他）」

自分の気持ちを素直に言えない桃子に、やよいはそっと寄り添います。

自分の抱えている不安を仲間に伝えることができた桃子。
「みんなでステージを作り上げる大切さ」を知ることができたのは、
ひょっとしたら、やよいの言葉だから、かもしれません。

　グリマスでは、「アイドル紅白歌祭2014ガシャ」の限定SR(覚醒後)「ホッピングスマイル - 高槻やよい」でロコと一緒にハイタッチをしている様子が描かれたり、全国キャラバン編シーズン4ではシーズンメンバーとして一緒に上方エリアでお仕事をしたりしました。

　シアター年少組の桃子と765ASロリトリオ年少組のやよいの組み合わせなので、プロフィールの共通もありますが、この二人に兼任傾向が強く表れた理由としては、「やよいといることで、素直になれる桃子」「桃子を助けるお姉ちゃんなやよい」のように、ストーリーで描かれた関係性が兼任傾向に影響を与えているのではないかと思います。

（例2）「如月千早＆最上静香（ミリシタ メインコミュ2話） 他」

センター公演に向けて、自分のパフォーマンスに不安を抱えている静香。
「心配しなくていい」とプロデューサーが伝えても
「信用できない」と一蹴されてしまいます。

偶然レッスン室に現れた千早に急遽静香のレッスンを見てもらうことになります。
千早のアドバイスをもらって、静香のやる気に火が着きました。

　「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER DREAMERS 03」に収録されている「アライブファクター（歌：如月千早・最上静香）」では、"二人の絆"を"新しい歌"へと昇華させました。（ハッチポッチもいいですよね。）

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 【DAY2】ダイジェスト映像

（例3）「星井美希＆伊吹翼」のようにシアター組アイドルの憧れの対象として765ASのアイドルの名前が挙げられることがあります。(1)の基準には達しませんでしたが、「四条貴音＆真壁瑞希」も憧れの対象としてグリマスのイベント「アイドル学園文化祭」で描かれています。

　「主担当アイドルと共演したから、そのシアター組アイドルを好きになる」というのはいささか短絡的だと思いますが、

• 主担当アイドルのようなアイドルになるため、または 期待に応えるために努力する姿に惹かれた。
• 主担当アイドルと一緒にいる描写がきっかけで、シアター組アイドルに抱いていた印象が変わった。
• 二人が一緒にいる空間が尊いので、みんなまとめて担当します。

　といった形で、プロデューサーさんの兼任傾向に影響を与えている可能性は、否定できません。

＜３＞ その他／主担当との間に因果関係がない

• プロデューサーさんの心理的特性に起因する
• 好きになった理由が違う
  （主担当アイドルは「憧れ」、副担当アイドルは「共感」のように抱く感情の種類が違う）…他

　※ここで特定のアイドルの組み合わせを挙げるのは100%私の主観になってしまうので、控えさせていただきます。

　上記のような具体例から、兼任傾向に「主担当と副担当の間にある類似性」が影響を与えている側面もあるが、「主担当アイドルとの共演」といった類似性以外の要素も兼任傾向に影響を与えていると考えられます。

　したがって、今回の調査では「ミリシタで、調査実施時にメインストーリーが解放されていないアイドルの兼任傾向が低い水準になってしまう」というようなバイアスが生じている可能性があります。

　時間を空けて再調査を行うと、今回の結果とは全く異なる結果がでるかもしれません。（※現時点で再調査の予定はありません。）

「伊織＆奈緒」の支持率が高かった理由について、いろいろ探してみたのですが＜１＞＜２＞に該当する要素が見つけられませんでした。もし、二人の共通点や共演エピソードがあったら教えてください。

結論 

• 主担当アイドルと副担当アイドルの間に、異なる兼任傾向が見られた。
  「支持率」や「愛ポイントの合計値」の要素について基準を設けて判断した場合、「主担当ごとに、副担当（推し）が共通する傾向の高いアイドルがいる」ことが推測できる。
• 兼任傾向が強いアイドルの組み合わせの中に「似ている」要素の存在は見受けられる。しかしながら、「主担当アイドルとのライブやゲーム上での関係性」といった類似性以外の要素も兼任傾向に影響を与えていると思われる。

質問への回答

質問

Q4で765ASの担当アイドルへの熱意を5としていますが、シアター組への熱意の方が多い場合もあるかと思いますので3にするべきではないでしょうか（一部抜粋）

回答

このアンケート調査は、「765PRO ASに主担当アイドルがいるプロデューサーさん」を対象にしたものなので、その場合は、今回のアンケートの対象では無いのではないでしょうか。

おわりに

　まずは、回答や拡散にご協力いただいたプロデューサーさん、ありがとうございます。回答の受付を始めた初日に1,000件以上のご回答を頂いたときは、本当にたまげました。
　設問を作成する際に助言をして頂いたいはらPさんには、特大の感謝を申し上げます。

　結論は、だいぶ ふわっとしたものになってしまいましたが、私個人としては とても満足しています。現時点では再調査をする予定はありませんが、もし２回目の調査を行う機会が訪れたら、もっともっと大きいサンプルサイズで検証を行ってみたいなと思いました。

　考察の冒頭にも記載しましたが、もし補足などありましたらコメント欄から情報を提供していただけると嬉しいです。

　令和になっても、アイマスですよ！アイマス！

準備中

鹿(いこれP)です。

現在、アンケート調査集計中です。

140字以上の文字を書くのは久々なので、緊張します。