田村ゆかりさんのライブにいってきた話

ひょんなことから、3回ほど田村ゆかりさんのライブツアー「田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2023 *with me?*」に参加してきました。
9月3日(日)の東京公演が大千穐楽だったのですが、約2週間経った今も「だめだめだめ、だーめかしら〜」と口ずさんでしまうぐらいには染み付いてしまったようです。

※本当は先週書き切るつもりだったのですが、まったりしちゃいました。ごめんなさい。

普段ライブの感想はTwitterのタイムラインに徒然なるままに放流してお仕舞いにするのですが、なんだか初参戦の人間の感想からしか得られぬ栄養があるらしいので、ちょっとしたためてみます。
140字以上の文字を書くのは不得手でございますが、お付き合いいただけますと幸いです。

ーー4月某日

チケット、生える。

某バー*1でいつものようにお酒を飲んでいたところ、王国民であるマスターに「神奈川公演の立ち見、今からでもとれますよ」と言われ、DMで送られてきたローチケのリンクを開いたら、あれよあれよという間に決済が終わってました。リンクの飛び先がバルカ共和国への送金ボタンだったら一大事です。

ひぐらしのなく頃に」「Kanon」は平成オタク必修科目ですから、声優としての田村ゆかりさんのことは、当たり前のように知っておりましたし、音楽活動に関しても、マスターのような熱心なファンがいらっしゃることも含め知識として把握はしてはおりました。
ただ、「布教を受ける→現場に行く→めちゃ楽しい→完落ち」とテンポ良くハマりがちな自分の性格をよくよく理解していたので、あえて距離をとっていたんです。
某バーのマスターが目を輝かせて「チケット取れますよ?」と仰っても、「いやぁ、これ以上推しは増やせないので…」とやんわりかわせていたはずなんです。
この日までは…。

……(^ω^)ポチ

だって、予定も空いてたし!!!!交通アクセスのいい会場だったんですもの!!!!!
なにより、私は次元も性別も見境なく推してしまう十字架を背負ったドルオタ!!!!興味があったんです!!!!!!!!!

仕方ないのです。「やってみなくちゃ分からない*2」「私を創るのは私*3」をモットーに生きている私が、眼前に提示された楽しそうな体験を、無視することなど、できるはずがなかったのです。

その神奈川公演をきっかけに、東京公演2DAYSが追加で生えたのは、王国民様の追い布教と田村ゆかりさんの奥深さゆえですね!!

 

 

こ、これが王国民かああああ!コールたのしいい!!

田村ゆかりさんの話より前に王国民かよ」って言われちゃうかもしれないのですが、今回のライブツアー参加を通じて「王国」を体感できてよかったなと思ったので、この順番で…。

王国民のみなさまに関しては、「統率の取れたコールとピンク法被」という古のイメージが先行していたこともあり、毎公演、会場の中に入ると、「私は、来て、しまったのだな…。」と緊張でソワソワしていました。さながら、友達の家に遊びに行ったような感覚に近いですね。緊張しないでいいんだよ〜好きにしていいよ〜と言われたとて、「お隣の人にご迷惑になってないかな…」「このピンクとミントグリーンに溢れた世界で浮いていないかしら…」「余所者は帰れって石投げられたりしないかな…」って気になってしまうものです。

結論、石は投げられませんでした!(あたりまえ)
公演中も変なタイミングでペンライトを振ったら睨まれるんじゃないかとビクビクしておりましたが、実際はもっと自由!強制的な雰囲気もない!怖くない!周りのお兄さん、お姉さんたち、本当にゆかりさんしか見てない!!

初参戦さんの緊張ポイントであるコールについてですが、やるかやらないかでいったら、やった方が断然楽しかったです。(※個人の感想です。)

発声と運動を同時に行うからか、エンドルフィンかドーパミンかアドレナリンか分かりませんが、科学的根拠がありそうな圧倒的高揚感と没入感を味わえます。また、「観客と演者」というステージによって明確に切り離された関係性から、「ライブを共に創り上げる一員(ある種舞台装置の一つ)」へと自分の立場が変容する体験は、えも言われぬものがあります。ちなみに、法には触れたお薬は一切摂取していません。

ただ、中途半端にやろうとして周りとの調和が気になるなら、田村ゆかりさんに集中した方がいいですね。それは間違いない。
※中途半端なコールをしてしまうことがダメなのではなくて、周りを気にしてライブを心から楽しめなくなってしまうことがよくない。

かくいう私は、
・神奈川公演は脳の処理が追いつかず、胸元でペンライトをちょこちょこ振るしかできない
・東京公演は「基本は双眼鏡で田村ゆかりさんをロック+何曲かはコール参加」の地蔵アクティブ両刀スタイル
で臨ませていただきました。*4

受け取ったよ、は、まっっっっじでエモかったです。

「演者→観客(演者が観客にパフォーマンスを提供する)」の一方通行の関係性が、コールを通じて「演者⇄観客」に変わった瞬間は、たまらないですね。

 

 

田村ゆかりさん、すげえええええ!!!!!!!!!!!!!!

ゆかりん」がいることの奇跡を感じました。

最初に参加することになった神奈川公演中の私の脳内は、終始こんな感じです。

え、写真のまんまの人がおるんやが?!なんなら写真よりも、動く田村ゆかりさん幼くないか?田村ゆかりさんの周りだけ時空が止まるどころか逆行してるのでは?時間遡行してるのでは?にしても、立ち見席ちっかい!!!手が届きそうな気がする!!ってか、最初からセトリクライマックスすぎない?このあと大丈夫??「また会えたね」なんて全オタクが待ってたセリフじゃん!!!!!!歌うっまっっうんまっっっ。。ええええもうさあああ、田村ゆかりさん、小鼻ちっちゃいいいい。。その鼻に整形したいいいぅううう。いくら出せばいいんでしょうかぁあああ。やっぱり歌うっま。声おでこから出てる感じ、最高。脚ほっそいぃいい。。太ももって太いから太ももって言うんですけど、田村ゆかりさんの太ももってどこです????? あ、このギターのフレーズかっこいい。えええええ!!!もう!!!!顔と肩ちっちゃいいいいい。。肩肩肩肩肩肩肩!!!!!!歌うっっま。。骨格、、骨格から優勝。。。ご先祖様から感謝したい。。「地声の発声」「ゆかりんの発声」の違い、えっも!!!!「うぃずみ?」の言い方可愛すぎん? それだけで昇天したオタク何人いると思ってる? これって、あれですか、選ばれた人だけが詠唱できる無差別精神破壊魔法「疑問符」ではありませんか??? 田村ゆかりさんのクルンって上がる語尾超絶可愛い。 あ、このベースいい感じ。 衣装かわいい衣装かわいい衣装かわいい!!!生地の厚みと広がりとチュールの枚数は、愛の証左!!これからも大量のチュール使って!!!!!!(以下略)

もうね、私のポンコツCPUが煙を吹きましたよね。ボクシングで言うノーガード状態でパフォを浴びたことが運の尽きです。

こんな奇跡みたいなよんじゅうななさい、いらっしゃるんですね。。。

 

(9/25_なぜか消えてたので追記)

3公演参加して思うことは、田村ゆかりさんは「田村ゆかりシステムを構成するすべての要素を愛しておられるのだなぁ」ということです。

背中を押してくれるスタッフさん、作詞家さんと作曲家さんがつくる楽曲、バンドメンバー、ダンサーさんとつくるステージ、そしてライブで応援してくれるファンの人たち、みーんなで20年以上かけてつくってきた「王国」を大切に思っていて、何か一つが欠けても成り立たないことを深く理解しているからこそのMCや空気がそこにあるって感じ。くぅっ!言語化が下手くそ!表現が難しい!

田村ゆかりさんは、もっと、自分自身のことも愛してくれ!!

ちなみに、私は「田村ゆかりシステムの共犯者」という言葉が大好き。

 

おわりに

「お客さんの前に出るのは怖い*5」と思った過去をもつ田村ゆかりさんが、周りから尻を叩かれる形で立ち上がり、「みんなで音楽をやることが、今は楽しくて居心地がいい*6」「辛いこともあるけど、“ゆかりん”でよかった」と公の場で言ってくれたことの尊さは、その過程を知っている歴戦の王国民の方なら一入なのだろうなと思うツアーでございました。

田村ゆかりさん”と“パブリックゆかりん”の関係性が激エモくて、アイドル論としてかなり考察が捗ったのはまた別の話。今度、どなたか話聞いてください。

ほんと、楽しかったですー!

 

あと、忘れてはならないのが王国民のみなさま!!

神奈川公演で連番してくださったり、有明公演の前に予習したいのですが…とお願いをしてみたら7時間弱の鑑賞会してくださったり、東京2日間とも参加すると言ったらすっごく喜んでくださったり、袋いっぱいのBlu-rayとかアルバムを貸してくださったり、毎公演ペンライト貸してくださったり、他界隈でも推しが共通していて現地でお話しさせてもらったり…とこんなに出会いとイベントが押し寄せてきたのはいつぶりかしらと思うくらい楽しい日々でした!
この場を借りて改めて、100万回の感謝を申し上げます!!

 

 

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ありがとうございましたっ!

 

■書いてる人
いこれ
Twitter(現X)アカウント:@015abc015
推し界隈:ハロー!プロジェクト/アイドルマスター/Perfume/SixTONESなど

*1:神楽坂にあるらしい。主にハンガリーのフルーツブランデーを扱ってるらしい。Twitter(現X)リンク

*2:NHK Eテレの科学番組「大科学実験」のキャッチコピー。細野晴臣の淡々としたナレーションがクセになる。

*3:ハロープロジェクト所属アイドル「アンジュルム」の10枚目シングル収録楽曲。初代リーダー和田彩花卒業後、2代目リーダー竹内朱莉体制の第一弾となるシングル。生音を収録したストリングスRECは必聴。

*4:田村ゆかり LOVE♡LIVE 2023 with me? ツアーを楽しむための #王国民ライブ参加ガイド|ようかんまん / fotus4」予習教材として、すごく助かりました。

*5:引用元:田村ゆかり「永遠のひとつ」インタビュー|今の自分に合った歌を - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

*6:引用元:田村ゆかりインタビュー「みんなで音楽をやることが、今は楽しくて居心地がいい」 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー